おはよう、Mr.ブルース

イカ釣り・J

2009年06月26日 08:01

こんな夢を見た。


そこは、「南風の防波堤」。
深夜、じめじめとした風を背中に感じながら、俺はモイカ研究のため、その夜も釣りをしていた。
「ああ、もうすぐ夏やなァ。嫌やなァ。そう、思わへんか?暑いのは、俺は、苦手や。あかんわァ。釣れへんわァ」。
あまりの退屈と淋しさに、ぶつぶつ独り言ばかりつぶやいている。

すると、背後から何やら怪しげな気配・・・。
そっと振り向くと、海中から・・・海坊主?!
いや、違う!巨大モイカ星人が、のそのそと防波堤の際から上へ這いあがろうとしている!
そして、「ブシュー、ブシュー」と言う、威嚇するような声を上げ、俺の方へ俺の方へと近づいてくる。
やがてその声は、防波堤のあちこちから聞こえ始め、一人二人三人とモイカ星人が防波堤の上を俺の方へ向かってくるのだ。
その数は計り知れなく、次から次へと増え続け、防波堤の上はうごめくモイカ星人に埋め尽くされ、あっという間に俺を取り囲んでしまった。
そして俺は、まるで金縛りにでも遭ったかのように、動く事も叫ぶ事も出来ないのである。

イカ子分 「ブシュブン、ブシュブッシュ~?。ブ~~シュ」。訳:(親分、どうします?こいつ)

イカ親分 「ブーシュシュ。ブーシュブーシュシュシュ、ブッシュシュ、ブシュシュ~」。訳:(そうだな。人類研究実験のサンプルに使うか)

イカ子分 「ブッシュ、ブンブシュブ~、ブシュブブシュ~、ブシュブーブブ、ブシュブシュ」。訳:(人類研究のサンプルにはちょっと、ひ弱そうで顔色も悪そうだし、おまけにアルコールの匂いがしますぜ、こいつ)

イカ親分 「ブー、ブシュブシュブ、ブブシュシュブーブシュシュ。ブンブンブンブシュ、ブシュブーシュ、ブシュブーシュ」。訳:(まァ手始めに、こいつでいいだろう。我々の人類研究プロジェクトは、まだ始まったばかりだからな)

イカ子分 「ブブンシュ、ブシュブン。ブー!ブブンシュ!ブンブシュ!ブッブシュー!」。訳:(わかりやした親分。おい!皆の者!こいつをひったて~い!)



そして場面は変わり、海の底の実験室らしき一室のベットの上。
裸にされた俺は、科学者らしきモイカ星人数名に見下ろされながら、なぜか黒い輪ゴムと透明の輪ゴムでベットに縛り付けられている。

イカ親分 「ブー、ブシュブシュブー」。訳:(じゃあ、はじめよう)
イカ子分 「ブブンシュ、ブシュブン。」。訳:(分かりやした、親分)

するとモイカ星人達は、あの長~い2本の触手を使って、俺の身体を調べ始めた。
そして、俺の鼻の穴や、耳や、ヘソや、〇〇の穴にまで、触手を挿入し、俺の体内までも調べ始めたのだ。

イカ子分「ブシュブン、ブシュ~ブシュブシュブブシュブシュ~。ブッシュ、ブッブッブッシュブー」。訳:(親分、なんだか複雑に出来てますね。人間って奴は。はっきりしねェや。まったくよォ)

イカ親分「プシュプシュプ、プッシュ~~」訳:(確かに訳がわからん生き物だな。それにしても、酒臭いなァ)

あらゆる穴という穴をモイカ星人の触手で塞がれてしまった俺は、ただただ心の中で「神様!仏様!恵比寿様!」と、祈り続けるばかり。

イカJ 「もうあかん!気絶す・・・る!あー・・・・・!助・・けて・・・くださ・・・・・・・・・」。

そこで、目が覚めた。




嗚呼、なんてひどい目覚めか。

そういえば、こんな朝にピッタリなブルーズが有ったなァ。


♪ 『 おはよう、Mr.ブルース

  調子はどうだい?


  おはよう、Mr.ブルース

  調子はどうだい?


  朝から一杯 つきあうかい?

  酒でも飲んでなくちゃ やってられないからね 』 ♪





ところで、最近の釣果。

6月22日、「南風の防波堤」昼釣り。〇ボー。

6月23日、「ハンナの波止場」夕釣り。〇ボー。

6月25日、「南風の防波堤」夜釣り。〇ボー。


嗚呼、ほんと、酒でも飲んでなくちゃ やってられないよ。
ねェ、Mr.ブルース。


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